困難を抱える主人公を作る
ドラマの主人公には目的と障害物を与えろと、脚本の教科書にはよく書かれている。
たしかに、目的と障害物がはっきりと分かるドラマや映画は面白い。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」などは目的を与えられて障害を乗り越えての連続だ。説明の必要もない名作だから詳しい説明は省くが、過去にタイムスリップした主人公が現代へ戻るために様々な問題を解決していくストーリーだ。それもとてもテンポよく。あんなすごい脚本はどうやって考えられたのだろう。
調べてみると、あの脚本はまず結末から逆算してストーリーを考えていったようだ。
「この結果が起きるためにはこんな問題が発生する。それを解決すると、それはこんな問題を引き起こす。そしてそれを解決すると……」
というように、問題と解決の連鎖を徹底的に考えたらしい。
結末を先に考えることは、自分でもよくやる。しかしストーリーを考える段階で、結末に向かって一気に流れるようなプロットを書いてしまいがちだ。私だけかもしれないが、問題と解決の連鎖を考え抜くというのはなかなかに頭を酷使する作業だと感じる。だからプロットを書くときは、「主人公に障害物、主人公に障害物、主人公に……」と念仏を唱えるように頭の中で繰り返している。それでもついつい、これでいいかと妥協してしまいがちなのだが。
妥協すること無くハラハラが止まらない物語。つぎはそういうものを書いてみたいと思う。
また、そういうドラマを考えるチャンスを与えてもらえるなら、よろこんで挑戦したい。
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